円と球のとくちょうについて学びましょう。
どちらもまるい形だね。
丸と円と球はちがうのかな?
円は中心の1つの点から長さが同じになるようにかいた丸い形です。
球はどの向きから見ても円に見える形です。
「丸」は「さんかく」「しかく」と同じでだいたいの形だけど、
「円」は「三角形」「四角形」のように、きまりがあるんだね。
ボールでたしかめてみると、球はどこから見ても円に見えるね。
円の中心から円のまわりまでひいた直線を半径といいます。
1つの円では、半径はみんな同じ長さです。
中心を通るように円のまわりからまわりまでひいた直線を直径といいます。
直径の長さは半径の長さの2倍で、直径どうしは中心で交わります。
問題00263
① 半径が3cmの円の直径の長さは何cmですか。
② 直径の長さが8cmの円の半径の長さは何cmですか。
③ 半径6cmの円と、直径10cmの円では、どちらが大きいですか。
半径3cmの円をかきたいんだけど、どうやってかけばいいのかな。
コンパスという道具を使うとかけるんだって。
コンパスは、同じ長さをはかることのできる道具です。
中心から同じ長さをはかりながら線をかいていくと、円になります。
コンパスを使えば、長さをうつしとることができるので、ものさしではからなくても長さをくらべることができます。
円のまわりの長さは、中心から全部同じ長さだから、コンパスを使うと円がかけるんだね。
コンパスは円をかくための道具だと思っていたよ。
コンパスで円をかいたり、長さをうつしとったりするのはれんしゅうがひつようだね。
たくさんかいてもようづくりをしてみようかな。
問題00264
同じ大きさの円が4こ、1辺が8cmの正方形の中にきっちり入っています。
この円の半径は何cmですか。
球の中心を調べようと思ったんだけど、見えないね。
球を半分に切ってみるしかないね。
球をまっすぐに切ると、どこで切っても切り口の形はいつも円になります。
球の切り口は、半分に切った時がいちばん大きくなります。
球を半分に切った時の切り口の中心が球の中心です。
球の中心から球のまわりまでの長さを半径といいます。
球の中心を通るように、球のまわりからまわりまでひいた直線を直径といいます。
球をどこから見ても円になって、
球をどこで切っても切り口が円になるっておもしろいね。