小数のわり算の計算のしかたを考えましょう。
小数でもわり算ってできるの?
次の2つのパターンに分けて考えていきましょう。
① 3.6÷3のように、わられる数が小数の場合
② 300÷2.5のようにわる数が小数の場合
今回は①のパターンを学習していきます。
少しずつ考えていくと分かりやすくなりそうだね。
問題00286
お茶が3.6Lあります。
このお茶を3人で等分すると、1人分は何Lになりますか。
式は3.6÷3になるね。
どうやって計算する?
3.6L=3L6dLだから、
3L÷3=1L
6dL÷3=2dL
2dLは0.2Lだから、合わせて1.2L
というように考えてみたよ。
3.6Lは0.1Lの36こ分だから、
0.1をもとにして考えると、
36÷3=12
0.1が12こ分で1.2L
というように考えてみたよ。
どちらも整数になおして考えれば、わり算の計算ができるということだね。
問題00287
お茶が7.2Lあります。
このお茶を3人で等分すると、1人分は何Lになりますか。
7Lは3でわり切れないからどうしようかな。
7÷3=2あまり1
あまった1Lを10dLにする方法があるよ。
7.2Lは0.1Lの72こ分と考えるやり方だと、72÷3の筆算が使えそうだね。
7.2÷3の筆算のしかた
2.4÷8=0.3のように、商の一の位が0になるときもあります。
筆算でも計算できるんだね。
あまりがあるときも同じでいいのかな?
問題00288
水が43.6Lあります。
この水を3人で等分すると、1人分は何Lになりますか。
商は一の位までもとめ、あまりも出しましょう。
小数のわり算であまりを考えるとき、あまりの小数点は、わられる数の小数点にそろえて打つ。
あまりを出さずにわり切れるまで計算することもできるのかな。
問題00289
水が5Lあります。
この水を4人で等分すると、1人分は何Lになりますか。
5Lを5.00Lと考えれば計算できるかも。
わり切れるまで、小数に0を加えていけば計算を続けられるね。
わられる数の5を5.00、
わられる数の1.6を1.60のように考えれば、計算を続けることができる。