角の大きさの表し方や、垂直・平行について学習しましょう。
角っていうのは三角形や四角形の頂点(ちょうてん)のこと?
辺の開きぐあいのことだよね。
辺の開きぐあいによって、角の大きさは変わるんだね。
かどの形で直角(ちょっかく)というのがあったよね。
そうだね。でも、直角じゃないときの大きさはどのように表せばいいのかな。
2本の直線が交わるときにできる角の大きさを角度(かくど)といいます。
辺が開いて1周したときの角度(円の角度)を360度(ど)といい、360°と書きます。
とちゅうに直角になっているところがあったよ!
本当だ!直角は何度なんだろう。
このように考えると、直角が4つで360°になるよね。
直角は90°です。直線は180°、円は360°といえます。
角度をはかるときには分度器をつかいます。
角度と辺の長さがわかれば、同じ形の三角形や四角形をかくことができるね。
問題00265
次の赤い線の部分の角度は何度ですか。
①
②
2本の直線が交わってできる角が直角の時、この2本の直線は垂直(すいちょく)であるといいます。(赤と青の直線)
1本の直線に垂直な2本の直線は、平行(へいこう)であるといいます。平行な直線は、どこまでのばしていっても交わりません。(赤の2本の直線)
角や直線のかんけいには、いろいろな名前がついているんだね。
2本の直線が交わってできる向かい合う角を対頂角(たいちょうかく)といい、同じ角度になります。
2本の平行な直線に交わる直線が作る同位角(どういかく)と錯角(さっかく)は同じ角度になります。
これらの角度のきまりを知っていると、分度器ではからなくても角度がわかるね。
問題00266
直線Aと直線Bは平行で、直線Cと直線Dは平行です。
次の①〜⑤の角度は何度ですか。
三角定規(さんかくじょうぎ)の形は2しゅるいあるけど、角度はどうなっているのかな?
三角定規って、どうしてみんなあの形なんだろう?
三角定規には2つの形があります。
① 正方形を半分に切った形
② 正三角形を半分に切った形
90+45+45=180
30+60+90=180
三角定規3つの角の角度をたすと、どっちも180°になったけど、ぐうぜんかな?
三角形の角度にはなにかきまりがあるのかもしれないよ。
すべての角の角度をあわせた角度を「内角の和(ないかくのわ)」といいます。
三角形の内角の和は、どんな三角形でも180°になります。
問題00267
次の三角形の赤の部分の角度は何度ですか。
なんで180°になるのかな?
平行や錯角を使えば、どんな三角形の内角の和も180°になるってわかるんだね。
算数ってすごいな!